2013年3月15日金曜日

精力的に手をうつ日本:各国が中国と距離を置くように仕向けている?

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●NHKニュース


日テレニュース24 < 2013年3月15日 1:11 >
http://news24.jp/articles/2013/03/15/04224842.html

安倍首相、モンゴル訪問を検討

 安倍首相が今月30日と31日にモンゴルを訪問する方向で検討していることが政府関係者らへの取材でわかった。

 安倍首相は自身のモンゴル訪問を前に今月上旬、自民党・塩崎政調会長代理をモンゴルに派遣し、資源協力を含む日本との関係強化を求める親書を大統領に渡していた。

 モンゴルは石炭の他、中国と同じくハイテク機器の製造に欠かせないレアアースなどの鉱物資源の産出国で、中国とロシアに挟まれた場所に位置している。

 政府関係者によると、安倍首相としては、モンゴルを訪問することで中国との関係や、今年4月末で調整している日露首脳会談などを優位に進めたい狙いもある。



日本経済新聞 2013/3/14 20:17
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1403Y_U3A310C1PP8000/

 海洋安保で協力強化 安倍首相、スリランカ大統領と会談

 安倍晋三首相は14日、スリランカのラジャパクサ大統領と首相官邸で会談した。
 海賊対処など海洋安全保障分野での協力拡大をうたった共同声明を発表。
 首相は会談で中国について
 「力を背景とした現状変更の試みには冷静かつ毅然と対応する」
とけん制した。

 スリランカはインド洋の海上交通路の要衝で日本にとって重要な寄港地だが、中国も港湾建設を進めるなど関係を深めている。

 会談で首相は
 「海洋をめぐる共通の課題で協力し対話を進めたい」
と強調。
 大統領は
 「海洋の自由という考え方には全く同意する」
と応じたが、沖縄県・尖閣諸島を巡る日中対立には
 「対話を通じて解決することが適当だ」
と述べた。



NHKニュース 3月16日 6時50分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130316/k10013240561000.html

外相 アフリカ支援宣言説明へ

 岸田外務大臣は16日からエチオピアを訪れ、アフリカ各国の閣僚らに6月に横浜市で開かれるTICAD=アフリカ開発会議で、アフリカの成長に不可欠なインフラ整備などを日本が支援する方針を「横浜宣言」として打ち出す方針を説明することにしています。

 政府は6月に横浜市で、アフリカ各国の首脳や国際機関の代表らを招いて、TICAD=アフリカ開発会議を開きます。
 これについて、岸田外務大臣はアフリカ各国の閣僚らに会議で採択する「横浜宣言」の内容を説明するため、エチオピアに向けて15日夜、日本をたちました。
 「横浜宣言」の草案は、アフリカの成長には持続可能な経済、強じんな社会、平和と安定の3つが重要だとしています。
 そのうえで、民間部門が成長の原動力としての役割を果たせるようにするため、法制度の整備、技術移転、貿易促進に向けた地域統合などを支援するとしています。
 また、特にエネルギー、輸送、水資源のインフラ整備を加速させ、企業に必要とされる人材を育てるための職業訓練なども支援するとしています。
 一方で、地域の平和と安定のためには、テロ、海賊行為、国境を越えた組織犯罪への対応が急務だとして、各国の治安維持能力の向上に関わるとしており、日本が幅広い分野で支援する方針を打ち出しています。



日本経済新聞 2013/3/16 18:45
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1601H_W3A310C1PE8000/

 アフリカ支援520億円、外相が表明 治安や難民対策 

 岸田文雄外相は16日、エチオピアのアディスアベバで開会した第5回アフリカ開発会議(TICAD5)閣僚級準備会合で、治安維持対策や難民援助など総額5.5億ドル(約520億円)のアフリカ支援を表明した。 
 外務省が同日発表した。
 邦人が犠牲になったアルジェリア人質事件を踏まえ、テロとの戦いへの積極姿勢を強調する。

 今年度予算から支出する。
 6月に横浜市で開くTICAD5では民間の貿易・投資の促進を主要議題にする方針で、経済協力の前提となる平和と安定の定着も重視した。

 治安維持に必要な人材育成費用などとして、国際機関を通じ
 西アフリカ地域に約1.9億ドル、
 ソマリアなど「アフリカの角」地域に約1.4億ドル
 物資や帰還援助など難民支援で南北スーダンなどに約1億ドル、
 コンゴ民主共和国東部に約8千万ドル
 マリ周辺国軍で構成するアフリカ国際マリ支援部隊(AFISMA)の国連信託基金にも、地雷除去などの人道的活動資金として600万ドル
を出す。

 岸田外相はTICAD5のテーマを
 「躍動するアフリカと手を携えて」
とすることも提案した。
 閣僚級準備会合ではTICAD5で打ち出す首脳宣言や行動計画を調整。
 対アフリカ投資の促進策なども議論する。
 岸田外相は17日、エチオピアなどとの2国間会談も行う予定だ。



NHKニュース 3月16日 17時46分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130316/k10013246601000.html

アフリカ治安対策に500億円余拠出へ

●NHKニュース

 エチオピアを訪れている岸田外務大臣は、アフリカの成長と繁栄のためには、平和と安定を確立させる必要があるとして、内戦状態が続くソマリアや各地で戦闘が続くマリなどの治安対策や難民支援などのため、500億円余りを拠出することを表明しました。

 岸田外務大臣は、ことし6月に横浜市で開かれる首脳級の国際会議、TICAD=アフリカ開発会議の議題などについて、アフリカ各国の閣僚らと意見を交わすため、エチオピアのアディスアベバを訪れています。
 およそ50か国の閣僚らが出席して16日に始まった会議で、岸田大臣は
 「アフリカは、次の経済フロンティアとして国際社会の注目を集めている。アフリカの成長と繁栄の重要な土台である平和と安定を確立させる必要がある」
と述べました。
 そのうえで、
☆.内戦状態が続くソマリア、
☆.各地で戦闘が続くマリ、それに、
☆.おととし独立した南スーダンとスーダンの国境地域
などを対象に、治安維持の能力の向上や難民支援などのため、総額でおよそ5億5000万ドル(日本円で500億円余り)を拠出することを表明しました。
 政府は、6月のTICADでは、アルジェリアで起きた人質事件も踏まえて、アフリカ各国の治安対策を支援する考えを打ち出す方針です。


 日本もやるね。
 精力的に中国に近いあるいは親しい国にクサビを打ち込んでいる
 アフリカなどは西欧諸国が危険性ありと見限っていたところであり、それを狙って中国が大挙して進出しているころでもある。
 例えばこんな感じ。

レコードチャイナ 配信日時:2013年2月1日 9時20分  
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69009&type=0
アフリカで高まる中国の影響力、中国人がいない都市はないほどに―香港紙
 2013年1月29日、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、アフリカにおける中国の影響力が高まり続けている。
 環球時報が伝えた。

 アフリカでは中国が存在感を増しており、タンザニア最大の都市・ダルエスサラームのカジノは客の大多数が中国人で占められている
 アフリカでは中国人がいない都市はないというほどになっている。
 ここ10年で中国人のアフリカにおける人口や投資額、貿易額いずれも急速に上昇しており、タンザニアにおける投資額では米国も中国に劣るという。
 タンザニア鉄道は1970年代に中国の援助で建設され、これが中国にとってアフリカ市場進出の第一歩となった。
 現在、アフリカで生活する中国人は100万人いるとされ、アフリカにおける国連の平和維持活動でも主要な参加国となっている。
 また、アフリカとの貿易も成長の一途をたどっており、2000年には106億ドルだった貿易高は2011年に1660億ドルにも達している。
 新書「中国とアフリカ:百年の往来」では、中国とナイジェリアの貿易関係が大きく発展しており、
 「次々に新たな取引が生まれ、投資が決まり、合意が結ばれている」
と紹介されている。
 著者によれば、中国系企業と合資企業600社が建築や石油、天然ガス、科学技術、通信、製造、教育などの産業に加わっているという。
 中国の存在は経済にとどまらず、アフリカ最大規模の都市・ラゴスでは
 「中国人ビジネスマンの生活・商売の場所が万里の長城のように広がりを見せている」
と、記事は伝えている。


 そのアフリカにまでに日本は切り込みをかけている。
 まさに、鉄砲を使わない戦争をしているといっていい。
 仕掛けているのは日本である。
 何か、一年前までの日本ではないような姿である。
 そのころは日本には棚ボタとして中国という隣国が甘い市場として存在していた。
 至近にダイヤモンド鉱脈が眠っていたみたいなもので、ツルハシをちょっと打ち込むだけでザクザクと利益が上がったので不要な努力をしないでもすんでいた。
 しかし、中国が日本に敵対してきた今では、
 基本的には「中国はない」という考え方
でこれからやっていかねばならないと覚悟しはじめたようである。
 少々大変だが、これまで中国という安易な方向に足を引っ張られていたが、今後は苦労が多く大変な努力を必要とするが、その分自由にやっていかれるようになってきているし、そうしないと日本はやっていけない状態になってきている。
 中国とあいだにスキ間をおくことで、日本は
 いまや世界を視野に入れることができるようになってきている。
 それはひとえに、
 中国が敵対してきたことによってもたらされた
ものである。
 この中国の強い姿勢が、今後の日本を考えるに、
 新たな明日を作り上げるための礎に
なった、ということに間違いなく確かなように思える。
 中国から離れることによって、
 日本の政治経済社会システムが大きく変わろうとしている。
 おそらくそう言っても過言ではあるまい。
 中国から距離をおくことで、日本はどのような道を作り上げていくのか、それが日本の21世紀の課題となってきている。


NHKニュース 3月18日 6時27分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130318/k10013266741000.html

外相 貿易や投資につながる支援重点的に

 アフリカ支援策を話し合うためエチオピアを訪問した岸田外務大臣は現地で記者会見し、6月に横浜市で開くTICAD=アフリカ開発会議では、民間企業による投資や貿易の促進につながる支援を重点的に打ち出す考えを示しました。

 エチオピアの首都アディスアベバでは、6月のTICAD=アフリカ開発会議に向けて日本やアフリカ各国の閣僚らが事前調整を行う会合が開かれ、6月の会議では、日本が官民連携してインフラ整備などの支援を進めていくとした「横浜宣言」を採択することなどを確認して、17日に閉会しました。

 このあと共同記者会見が行われ、エチオピアのテウォドロス外相は、
 「アフリカでは、特にインフラ整備、農業の発展、保健衛生の充実などに優先的に取り組む必要があることが確認できた」
と述べました。
 また岸田外務大臣は、
 「会合ではTICADへの大きな期待の表れを感じた。こ
 れからは貿易や投資に対する支援が大事で、TICADで具体的な成果を出せるよう努力したい。
 アフリカ諸国の多様なニーズをくみ取りながらきめ細かい支援を行いたい」
と述べ、6月の会議では、民間企業による投資や貿易の促進につながる支援を重点的に打ち出す考えを示しました。




【中国海軍射撃用レーダー照射】


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