2013年3月18日月曜日

中国予算案、反対・棄権5分の1超にどよめき



●NHKニュース


NHKニュース 3月17日 17時7分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130317/k10013259961000.html

全人代での投票 どよめく一幕も

 中国の全人代=全国人民代表大会で、16日に行われた人事を決める投票で、全体の3分の1もの代表が反対または棄権に回り、場内がどよめく一幕がありました。

 16日午後の全人代の全体会議では、閣僚級や全人代の各専門委員会などの人事を決める投票が行われました。
 このうち、環境資源保護委員会の委員長に当たる主任委員などの人事では、
 投票総数2944票のうち、反対が850票、棄権が125票に上りました。

 共産党の指導部の意向が強く働いているはずの人事案に賛成しない代表が全体の3分の1も占めることは異例で
 投票結果が発表されると場内がどよめき、ひな壇に座っていた習近平国家主席は苦笑いを浮かべたようにも見えました。
 中国では大気汚染などの環境問題が深刻化しており、反対票の異例の多さが国民の不満を代弁した形になりました。



(2013年3月18日09時21分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130318-OYT1T00003.htm?from=ylist

中国予算案、反対・棄権5分の1超にどよめき

 中国の全人代最終日の17日に行われた2013年国家予算案の採決では、
 賛成2307票に対し
 反対、棄権が全体の5分の1を超える計636票
に上り、会場にどよめきが起きた。

 昨年の予算案採決では反対、棄権は計569票だった。
 全人代は事実上、「党・政府方針の追認機関」となっているが、
 「批判票」の数は、胡錦濤(フージンタオ)政権2期目がスタートした08年以降で最多。
 福建省代表の一人は、地方の困窮や社会の格差拡大への不満が背景にあるとの見方を示した。

 今年の全人代代表2987人のうち、
 「労働者・農民代表」は全体の13・42%(昨年比約5ポイント増)の401人
 で庶民層への門戸拡大が、「批判票」増につながっているとの見方も出ている。





【中国海軍射撃用レーダー照射】


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