●3日、深刻化する中国の大気汚染問題で、広東省広州呼吸疾病研究所の鍾南山所長はこのほど、「広州人の肺ですら真っ黒だ。まして北京は言うまでもない」と語った。写真は広州のスモッグ。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年3月3日 8時40分
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中国の大気汚染、各業界に与える負の影響―中国メディア
2013年3月1日、持続的な大気汚染が経済に与える負の影響が表面化し始めている。
中国気象局応急減災・公共サービス司の陳振林(チェン・ジェンリン)司長は2月28日の記者会見で、
「2月に中部・東部で濃霧が多発した。
一部地域では日照不足や低温により、野菜の生産量と品質に大きな影響が生じている」
と述べた。
他にも物流・港湾輸送・観光業などの各業界が濃霧による「巻き添え」を食っている。
北京商報が伝えた。
統計データによると、2月以来の全国平均濃霧発生日数は2.6日に達しており、例年の同期比で0.7日増となっている。
中部・東部の濃霧発生日数は3日以上に達しており、江蘇省の大部分、河南省の中部・西部、山西省の南西部などでは、これが10日を上回っている。
陳司長は
「頻繁な濃霧により、華北南東部などの地区の日照時間が120時間不足しており、例年同期の2-7割のみとなっている。
小麦・アブラナ・野菜の成長が遅れ、生産量と品質に大きな影響が生じている」
と語った。
また、交通や可視度にも影響が生じており、観光地の来客数とショッピング・旅客輸送などの産業チェーン全体が損失を受けた。
可視度の低下は港湾・陸上の物流にも支障をきたしている。データによると、今年1月は濃霧の影響を受け、全国内陸河川港湾の外国貿易貨物取扱量が前年同月比0.6%減の 2169万トンとなった。
調査コンサルティング会社・中投顧問の環境保護業界研究員の磐雨宏(パン・ユーホン)氏は、
「濃霧は環境保護業界にとって利益をもたらす情報であるが、中国全体の交通システムに深刻な打撃を与え、物流業界の輸送効率の低下を招く。
小売業の貨物供給能力が課題に直面し、各業界の経済効果に与える負の影響が相次いで表面化するだろう」
と警鐘を鳴らした。
(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)
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レコードチャイナ 配信日時:2013年3月5日 7時49分
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<大気汚染>「広州人の肺ですら真っ黒、北京は言うまでもない」=専門家が指摘―中国
2013年3月3日、捜狐新聞によると、深刻化する中国の大気汚染問題で、広東省広州呼吸疾病研究所の鍾南山(ジョン・ナンシャン)所長はこのほど、
「広州人の肺ですら真っ黒だ。まして北京は言うまでもない」
と語った。以下は同所長の発言概要。
私が
「広州人の肺は黒い」と言ったのは2000年ごろのことだ。
当時私は外科医ではなかったが、外科手術によく立ち合った。
患者の胸を開けてみると、40~50歳以上の人の肺は真っ黒だった。
広州がこういう状況なのだから「いわんや北京をや」
である。
私が最も懸念するのは、スモッグの悪性腫瘍への影響だ。
特に肺がんへの影響が気にかかる。
大気汚染の原因となっている微小粒子状物質「PM2.5」は、中国で現在世界最高の濃度となっている。
一般には1立方メートル当たり60数マイクログラムでも健康への影響が心配されるのに、中国ではとっくに75マイクログラムを超えている。
このような環境におかれた人間は今まで存在しないのである。
』
【中国海軍射撃用レーダー照射】
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