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レコードチャイナ 配信日時:2013年3月9日 2時47分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70129&type=0
ウイグル自治区で漢民族襲撃事件発生か、4人死亡8人負傷―中国
2013年3月8日、北京で開催中の全国人民代表大会に参加していた新疆ウイグル自治区政府の報道官は、
英BBC中国語サイトに対し、同自治区のコルラ市で昨日、襲撃事件が発生し、4人が死亡、8人が負傷したことを明かした。
インターネットや海外メディアでは、この襲撃事件が漢民族を狙ったものではないかとの憶測が広まっている。
同報道官は仏AFP通信に対しては、襲撃事件の容疑者は数名のウイグル族であることを明かしているにも関わらず、
英BBC中国語サイトに対しては、被害者と容疑者の民族及び身元を明かさず、事件の詳細は把握できていないと述べている。
この少し前、米政府系放送局ラジオ自由アジアは、
「コルラ市でウイグル族による漢民族の襲撃事件が起き、市全域に厳戒態勢が敷かれている」
と報じた。
コルラ市公安当局は、漢民族が事件に巻き込まれ、殺害されたことを認めたものの、
詳しい情報の公開を拒否した。
この襲撃事件を最初に伝えたブログによると、事件はコルラ市の繁華街で発生し、13人が負傷、4人が死亡した。
インターネット上の情報によると、死亡した人の中にはスーパーの従業員が二人居たが、いずれも漢民族で、21歳前後だった。
更には、漢民族の子供も一人殺されているという。
世界ウイグル会議の報道官は、今回の事件について、
「意外なことではない。ウイグル自治区に対する中国政府の様々な弾圧や差別的な政策は、漢民族のウイグル族に対する差別を助長し、種々の衝突を招く主な要因となっている」
と述べた。
新疆ウイグル自治区ではウイグル族の独立運動がくすぶっており、同自治区の張春賢(ジャン・チュンシエン)共産党委員会書記は襲撃事件が発生した7日、独立派勢力の動きについて、
「全体的な情勢は好転している」
と述べていた。
同自治区のウルムチ市では2009年7月5日、ウイグル族と漢民族の大規模な衝突事件が発生しており、200人近い死者を出している。
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中国のカリスマ、オーラが消えつつある昨今では、中国国内の動きがシリアスに伝えられるようになってくる。
これまで、ニュースレベルでしかなかったものが、非難レベルにまで発展していく。
中国の姿勢を見てみぬふりをして一抹の抗議声明でお茶を濁していたものが、強く中国の行動を容認しなくなっていく。
チベット、ウイグル自治区の問題は今後大きくなっていくだろう。
それは、中国が「ナンバー2」になったことによる
「ナンバー2の責任」
である。
チベット、ウイグルを外国とみなせば、それは中国と周辺国のの関係でもある。
尖閣問題は、アジアに中国に対峙する勢力がありえる、
という事実を周辺国、あるいは国内に知らしめる事件になってしまった
という事実をである。
これは中国の大きなミスであろう。
これからは、「中国何するものぞ」という気概が続々生まれてくる。
その結果、今までのように容易には中国の意図は進まなくなっていく。
少々毒蛇化しつつある中国であるが、その毒も尖閣問題での対処でその毒の強さが分かりはじめてきた。
相手が毒がわかれば手の打ちようはある。
もはや中国は恐れる毒蛇ではなくなりつつある。
逆に言うとこの蛇、身体に秘めた毒で自ら苦しんでいるような節がある。
あまりにも、毒の効能を強くしすぎたために、身が持たなくなってきている、そんな状況に陥っている。
もしかしたら解毒しないかぎり、この毒蛇、自分の毒で死ぬかもしれない。
【中国海軍射撃用レーダー照射】