2013年2月17日日曜日

深刻地下水汚染64%、軽度地下水汚染33%、汚染なし「3%」:驚愕の報告



●14日、中国国営新華社通信は簡易投稿サイトで、山東省の企業排水による地下水汚染について、地方政府の良識ある対応を求めた。写真は河北省の農村の汚染された地下水。


●21日、中国の118都市を対象に実施された調査によると、地下水がきれいな都市はわずか3%だった。写真は北京の水質汚染。


レコードチャイナ 配信日時:2013年2月17日 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69446&type=0

中国の地下水汚染深刻、企業の違法排水後絶たず
=「地方政府は対策を」―中国メディア

 2013年2月14日、米華字ニュースサイト・多維新聞によると、中国国営新華社通信は簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)で、山東省の企業排水による地下水汚染について、地方政府の良識ある対応を求めた。

 新華社は微博で
 「国内総生産(GDP)と環境保護は、時にはどちらかを選択するのが難しい。
 お金と権利がともに発展し、より一層良識と責任を高めることはできないだろうか」
と呼びかけた。

 中国の地下水汚染は最近、市民の間で大きな注目を集めている。
 国内メディアの報道によると、一部の企業は
 高圧ポンプを使うなどして大量の汚水を地下に注入。
 一部の地方政府は市民の健康や安全を軽視し、汚水排出企業を守ることさえあるという。
 また、企業の中には地方政府のさまざまな支援を受け、優良企業として上場に成功することすらあるという。

 専門家の1人は
 「過去1年は大気汚染との戦いだった。
 今後1年は地下水汚染との戦いだ。
 官民力を合わせて違法排出企業に宣戦布告すべきだ」
と主張している。


 「この1年は大気汚染との戦いだった‥‥今後1年は地下水汚染との戦いだ」
ということは、この1年で大気汚染との戦いは終わってしまうの?
 まあ、そういうことはないにしても、大気汚染に続いて水質汚染、さらには薬害から食物汚染まで様々な問題が表面化していくだろう。
 これまで民衆は経済成長という言葉に酔って腹に飲み込んでいたが、今後はなにかあるごとに社会不満となって吹き出してくる。
 そしてこの戦いに終わりはない。
 体制とまともにぶつかり合うからだ。
 体制が強ければ抑えこまれ、民衆が強ければ騒乱になる。
 それしか解決の道がないのがこの問題の厳しいところだ。


レコードチャイナ 配信日時:2013年2月19日 13時16分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69554&type=0

地下水汚染、64%の都市で深刻=汚染のない都市はわずか3%―中国

 2013年2月18日、中国の関連部門が118の都市を対象に行っているモニタリングのデータによると、
①.約64%の都市で地下水が深刻に汚染され、
②.軽度の汚染となる都市は33%に達し、
③.基本的に汚染のない都市はわずか3%
にとどまることが明らかになった。

 連日
 「山東省などで企業が汚水を高圧で排出して地下水を汚染している」
といった情報が注目を集めているが、監督管理部門からは公式の発表はなかった。

 公益関係者はこのほどミニブログで、
 「山東省では化学工場や製紙工場が汚染の深刻な汚水を地下に注入して監督管理部門の規制を逃れ、地下水汚染はすでに多くの地方で長年にわたり静かに進行している」
と暴露した。

 また、人民日報は公式ミニブログで
 「祝日のお祝いムードの中で、一部地方の地下水汚染の現実が人々を心配させている。
 汚水を地下に注入すると、水源を汚染して後代にまで被害が拡大する。
 企業は利益のみを追求してはならず、政府部門の業績のために放任してはならない。
 子孫を滅亡させるGDPは不要である。
 政府から大衆までが水質汚染の取り締まりを掲げ、美しい中国のためにきれいな水源を保つべきだ」
とコメントしている。
(提供/人民網日本語版・翻訳 /YH・編集/内山)


 大気汚染問題をきっかけに、次は地下水汚染が浮上してきた。
 これまで、経済成長の掛け声で圧殺されてきた環境問題が、北京咳で一挙に開放されたとういう感じがする。
 大気汚染と地下水汚染、これは間違いなく中国の経済成長の足を強く引っ張る。
 成長が鈍くなると、不満がたまりいよいよ汚職が本格的に問題視されてくる。
 それは同時に、現政権への不満ということに結びつく可能性が大きい。
 

レコードチャイナ 配信日時:2013年2月20日 12時46分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69582&type=0

 中国、地下水汚染も深刻、宣戦布告すべき事態だ!
 待たれる政府の早急な対策―米華字紙

 2013年2月19日、中国・山東省の製紙工場や化学工場が高圧ポンプを使って地下の土壌に工業廃水を排水していることによって、深刻な地下水汚染が発生していることがインターネット上に暴露されたことを受けて、環境保護活動家やメディアも地下水汚染に注目するようになっている。
 一般市民が“微博”(中国版ツイッター)を通じてこれを明らかにすると、各界で論議がまき起こっている。
 米華字紙・僑報が
 「水資源を守れ、中国は地下水汚染に宣戦布告すべき」
として報じた記事を中国紙・環球時報が伝えた。

 同様の地下水汚染は以前から取り上げられている問題。
 2010年5月付けの中国時事誌「半月談」誌では、一部の劣悪企業が高圧ポンプを使って工業廃水を地中に排水し、排出基準に関する当局の検査を回避していると伝えた。
 また、2011年8月には雲南省で工業廃水による土壌汚染が水質悪化を招き、癌を発症する住民が急増。
 2012年1月には広西チワン族自治区の企業が、高濃度のカドミウムを含んだ廃水を地下鍾乳洞に違法に廃棄していたことをメディアが伝えている。

 中国はもともと水資源が乏しい。
 国民の飲用水の3分の1は地下水を水源としている。
 しかし、ある統計では地下水の90%がすでに汚染され、安全な地下水は3%しかないというデータもある。
 違法な排水に対する厳罰化や環境保護・国土・水利・公安など関係機関の連携、市民からの通報システムの整備、国家第12次五カ年計画(2011年~2015年)で計画されている地下水資源の徹底調査や諸外国の経験の応用などを含めた長期的な治水・水質管理を行う仕組み作りを早急に進めるべきだと、記事は指摘している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月22日 13時19分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69668&type=0

中国当局、環境汚染が原因の「がん村」の存在認める=全国に100カ所以上―中国


●21日、中国には環境汚染が原因でがん患者が多発する「がん村」が100カ所以上存在している。写真は河南省林州市のがん村。

 2013年2月21日、BBC中国語サイトによると、中国には環境汚染が原因でがん患者が多発する「がん村」が100カ所以上存在している。

 中国環境保護部が発表した「化学品による環境リスク防止・制御に関する第12次5カ年計画」(計画)によると、中国政府は第12次5カ年計画(2011~2015年)中に人体や生態環境に深刻な影響を及ぼす化学・工業汚染物質3000種以上に対し、全面的な防止・改善措置を施す予定だ。
 中国には生産過程で使用する化学物質が登録されているだけでも4万種以上あり、うち3000種余りが危険な化学品として今回リストアップされた。

 中国では有害化学物質による水質汚染や大気汚染など環境への突発性事件が多発している。
 今年だけでも、河北省長治市の工場で発生した芳香族化合物アニリン39トンの流出事件(そのうち8.7トンが川に流入し、流域で大規模な断水を引き起こした)や、山東省●坊市(●はさんずいに維)の一部の化学工場や製紙工場が人体に有害な汚染水を高圧を使って地下へ排出していた事件などが報道されている。

 計画によると、化学物質による環境汚染によって多くの地域で飲用水の深刻な汚染が発見されているだけでなく、がん患者が多発する「がん村」も全国に存在している。
 中国メディアの報道によると、その数は100カ所以上に上る。

 「がん村」は当初、海外からのアウトソーシング産業の発達が最も早かった東部沿海地域に集中していた。
 しかし、東部沿海地域の産業構造の調整や環境保護政策の強化によって環境汚染に関連する産業が内陸部へ移転し、それにともなって汚染エリアや「がん村」も内陸部へと徐々に拡大している。



nikkansport.com  [2013年2月25日6時9分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20130225-1089723.html

「がん村」200超!中国の地下水汚染

 24日付の中国紙、新京報は2011年に実施した全国200都市の地下水調査の結果、工場の廃水などによる汚染のため、水質が「比較的悪い」「極めて悪い」とされた都市が55%に上ったと伝えた。
 飲用水の65%を地下水に頼る中国北部は「生存の危機」にひんしていると報じている。

 工業廃水や都市の生活排水が垂れ流しになっていることに加え、
 農村部での化学肥料や農薬の使い過ぎが原因という。
 飲用水の汚染が原因で、がん患者が多発する「がん村」は200以上あるとした。

 遼寧省海城市のある村では、汚染された地下水により住民160人が死亡。
 北京の地下水からは発がん物質が常に検出されているという。

 同紙は、中国政府が15年末までに地下水の汚染状況調査を終え、
 20年までに汚染防止システムを構築する計画だとした。
(共同)



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月26日 6時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69748&type=0

<汚染>地下水がきれいな都市はたったの3%だけ!
重金属汚染に怒る国民―中国

 2013年2月21日、参考消息(電子版)は記事
 「海外メディア:中国の地下水汚染、中国市民の怒りを引き起こす」
を掲載した。

 2月19日、スペイン通信社Agencia EFEは中国の地下水汚染報道を伝えた。
 ある中国官制メディアによると、中国の118都市の地下水観測データで64%に深刻な汚染、33%に軽微な汚染が確認された。
 地下水がきれいな都市はわずか3%しかなかったという。

 地下淡水は中国の水資源総量の3分の1を占めているが、現在、重金属汚染の脅威にさらされている。
 伝統的な手法では重金属の除去は難しく、きわめて深刻な課題となっている。
 中国の農業灌漑用水の40%は地下水に依存している。
 また、華北地区、西北地区の干ばつ地域では飲用水の70%は地下水が水源だ。
 その汚染は環境保護主義者の強い反発を招いている。





【中国海軍射撃用レーダー照射】


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