表現方法はいくらでもある。
事件当初のような豪語が消えてしまったいま、なんとか立場を保つために「静かな戦い」という表現を使っている。
はじめから「静かなら」あのデモなどいらなかったのに。
せいぜいのところ「巡視船の鬼ごっこ」で終わりそうな雰囲気ではあまりにも惨めであろう。
言葉を変えて「静かな戦い」で、何とかメンツを保ちたい、というところであろうが、それでは何とも情けない。
あれほど燃え上がった中国民衆を裏切る行為になりそうな気がするのだが。
『
サーチナニュース 2013/02/19(火) 12:34
http://news.searchina.ne.jp/politics.shtml
尖閣諸島を巡る争い 中国が静かな戦いを仕掛ける=米紙
中国網日本語版(チャイナネット)によれば、米紙ワシントン・ポストはこのほど、尖閣諸島(中国名:釣魚島)を巡る争いで、中国が静かな戦いを仕掛けていると報じた。以下は同記事より。
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中国と隣国の海洋を巡る係争が激化しており、戦闘機が緊急発進し、暴力的な抗議活動が発生している。
しかし、これらの好戦的な言論、威嚇的な姿勢の裏側で、中国は静かな戦いを仕掛けている。
中国は古文書・学術研究・地図・技術データを利用し、領有権の主張を後押ししている。
数十年間の沈黙を経て、同分野の研究は熱狂的な段階に突入した。
その重点は、主に2つの注目を集める領土問題に集中している。
中国は6カ国と、南シナ海の石油が埋蔵している可能性のある海域を巡って論争を起こしている。
また、中国は日本と尖閣諸島という狭い土地を巡り激しく対立している。
中国の学者にとって、現在の研究の旺盛な需要は、研究当初のそれと鮮明な対照を成している。
中国は当時、隣国との関係悪化を懸念していたため、領土問題は過去数十年間にわたり非常に敏感な話題とされていた。
ある中国人教授は、
「中国政府はかつて2国間関係の安定を強調していたため、釣魚島などに対する公式な研究は非現実的だった。
そのため関連論文を執筆できず、それを発表する公の場もなかった」
と語った。
一部の中国人学者は、「しかし2010年の日中の激しい対立を経て、中国政府の高官らは、研究の制限によって中国が領有権を主張する能力が低下し、日本などとの対立で劣勢に立たされることを懸念した。一方、日本の科学研究界では制限が比較的少ない」と話した。
中国の領有権主張の姿勢が日増しに確固たるものになっているのは、ナショナリズム、戦略、経済的利益など複雑な要素によるけん引を受けたものだ。
中国政府傘下の科学研究機関・学術機関は、地図集、立体映像、係争中の区域の概略図を相次いで公表している。
中国の新しいパスポートに記されている地図は、中国が南シナ海で主張している領土を点線によって示している。天気予報にも変化があり、係争中の区域の予報を行うようになった。
香港浸会大学の高敬文教授は、
「これらの学術文献と論拠、特に中国側のものに目を通せば、すべての結論があたかも一枚岩のようであることに気づくだろう」
と述べた。
中国人学者は、自分たちの研究は着実なものであるとしている。
一部の学者は中国の文献に頼らず、海外の資料を集め中国の主張を支持することで、研究の信頼度を高めようとしているのだ。
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【中国海軍射撃用レーダー照射】