2013年2月19日火曜日

ふりまわされる中国:虎を育てた報いは中国に=北朝鮮をかばう中国外交



●18日、環球時報は記事「もし中国が北朝鮮に“制裁”しなければ、北朝鮮は中国が恐れていると誤解する可能性がある」を掲載した。北朝鮮を制裁しつつも、前面に立って北朝鮮から敵とみなされないように配慮すべきと説いている。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年2月19日 9時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69530&type=0

中国はいかに北朝鮮を“制裁”するべきか?
恨まれない程度の加減を見極めろ―中国紙

 2013年2月18日、環球時報は記事
 「もし中国が北朝鮮に“制裁”しなければ、北朝鮮は中国が恐れていると誤解する可能性がある」
を掲載した。

 北朝鮮の核実験、核弾頭の小型化と実戦配備を進める動きに日米韓は反発する動きを見せている。
 欧州も同調しており、中国だけがその輪から外れるわけにはいかない。
 日米韓は中国の対北朝鮮政策の転換を希望しており中国に圧力をかけている。
 実際、北朝鮮の核開発は中国の利益を侵犯しており、中国が“制裁”しないわけにはいかない。
 ただ問題はどの範囲で“制裁”するか、だ。

 もし中国が突出して、あるいは日米韓と完全に協調して北朝鮮を“制裁”したとしても、核開発を止められるとは限らない。
 ただその場合、中国が北朝鮮にとって「最大の敵」となることは避けられない。
 日米韓はこの展開を望んでいるだろうが、中国にとってはデメリットでしかない。

 中国は北朝鮮の盟友とは言えないが、しかし自らかの国の敵になることは避けなければならない。
 これこそが中国の対北朝鮮政策の守るべき最低ラインである。
 ゆえに中国は北朝鮮を“制裁”すべきだが、それは日米韓の新たな制裁を下回るものでなければならないのだ。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月19日 10時13分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69527&type=0

北朝鮮の核実験強行にネット上で批判が噴出
=大使館、総領事館前で異例の抗議デモも発生―米華字メディア

 2013年2月16日、北朝鮮の核実験に反対を表明する中国の声が、ネット上から街頭にまで広がってきた。
 同日、広東省広州市で、北朝鮮の核実験に抗議するデモ行進が行われた。
 中国国内で北朝鮮の核実験に対する抗議デモが行われるのは極めて異例である。
 18日付で米華字メディア・多維ニュースが伝えた。

 デモに参加したのはおよそ100人で、「平和がほしい、核はいらない」などと書かれたプラカードを手に、広州市内で数十分間のデモ行進を行った。
 警察当局はデモを行った民衆を連行したが、簡単な取り調べを行っただけで釈放した。
 ある参加者はネット上で
 「核実験は中国をも大いに傷つけるものだ」
といった内容の文章を発表している。

 これに先立ち、ラジオ・自由アジア放送中国語版は2月13日、遼寧省瀋陽市に住むある人物が「北朝鮮による核実験に強く抗議する」と書かれたプラカードを手に、現地にある北朝鮮総領事館の前で抗議活動を行い、警察に連行された。
 当日は10名あまりの北京市民も北朝鮮大使館前でデモ行進を行い、同日午前10時頃、安徽省合肥市の住民も現地の公園でデモ行進を行い、警察に連行された。
 取り調べの後、午後6時頃に釈放されている。

 ネット上では北朝鮮による核実験を避難する声が高まっており、あるメディア関係者は中国語版ツイッターで
 「米国の政策は正しい。
 このような国に制裁を行わずして、いわゆる平和路線など歩ませることができるだろうか。
 北朝鮮に対しては情けをかけて将来に禍根を残すようなことがあってはならない」
という内容の文章を投稿した。
 この他にもネットユーザーによる核実験を批判する書き込みは数千件に上っている。



朝鮮日報 記事入力 : 2013/02/18 09:50
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/18/2013021800642.html

核問題:中国で反北朝鮮デモが拡大
核実験に抗議、デモは東北地方から南部へ

 北朝鮮の3回目の核実験に抗議して始まった中国東北地方のデモが、中国南部にも拡大する様相を見せている。
 デモの規模自体は大きくはないが、
 中国国内の反北朝鮮感情がデモという形で表面化するのは極めて異例だ。

  16日には中国遼寧省瀋陽の北朝鮮領事館前で、撫順・丹東などから集まったネットユーザーらが北朝鮮の核実験に反対するデモを行った。
 これは米国にサーバーを置く反中傾向のネットメディア「博訊」などが17日に報じた。
 報道によると、デモに参加した中国人たちは「東北3省(黒竜江省、吉林省、遼寧省)の目と鼻の先で核実験を強行した北朝鮮に対し、国際社会はより強硬な経済・軍事制裁を加えるべきで、中国も北朝鮮に対する援助をやめるべき」と主張したという。
 ある参加者は、デモを止めようとした人々に対し
 「北朝鮮はわれわれの家の前で核実験を実施したのに、われわれは(北朝鮮領事館の)門前でデモをしてはいけないのか。
 あなた方も中国人だったらわれわれのデモに参加すべきだ」
と訴えた。
 デモは衝突などのトラブルはなく30分ほど続いた。
 また「博訊」や日本の共同通信などによると、中国南部の広東省広州市内でも同日に人権活動家ら7-8人が北朝鮮の核実験に反対するデモを実施したという。

 この日午前11時ごろ広州の人民公園に集まった人権活動家らは
 「北朝鮮の核実験は恩をあだで返すもの」
 「核は災難」
などのスローガンが書かれたプラカードや紙を掲げ、およそ30分にわたり街頭デモを行った。
 人権活動家らは午後1時ごろに再びデモを始めると、警察に連行されたが、2時間後に釈放された。

 これに先立ち、北京にある北朝鮮大使館や吉林省長春、安徽省合肥市などでも北朝鮮の核実験に抗議する小規模のデモが行われた。
 また、共同通信によると
 「北朝鮮の核実験に生ぬるい態度を示す中国の『屈辱外交』に抗議し、中国外務省前でデモを実施する」
という書き込みがインターネット上に出回ったが、実際にデモは行われなかったという。
 米紙ニューヨーク・タイムズは16日、中国国内のこうした動きについて
 「北朝鮮の3回目の核実験をめぐって中国の世論が悪化し、
中朝間の『同志愛』がこじれ始めている」
と報じた。
 延辺大(中国吉林省)の金強一教授は同紙に対し
 「国民は中国が邪悪な体制(北朝鮮)の唯一の友人になることを望んでおらず、北朝鮮を友好国とも思っていない。
 中国政府がこうした反北朝鮮の世論に直面したのは初めてで、習近平総書記にとっては大きな重圧になるだろう」
と語った。





【中国海軍射撃用レーダー照射】


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