●25日、北京市内の食堂が、中国語と英語で「日本人、フィリピン人、ベトナム人と犬は入るべからず」と書かれた張り紙を店先に出し、ネット上で話題になっている。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年2月27日 11時45分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69799&type=0
北京の食堂が「犬と日本人、フィリピン人、ベトナム人は入るべからず」の張り紙―米華字メディア
2013年2月25日、北京のある食堂が
「日本人、フィリピン人、ベトナム人と犬は入るべからず」
と書かれた紙を店先に張り出した。
その写真が SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)のフェイスブックに投稿されたため、多くのユーザーがこれを「シェア」。
同時に批判のコメントも殺到しているという。
米華字メディア・多維新聞網が伝えた。
この写真には
「民族主義的情緒たっぷりのレイシズム」
のタイトルがつけられている。
投稿者によると、写真は2月21日に撮影されたものだという。
問題の食堂は、多くの外国人観光客が訪れる北京の有名な観光スポット・后海の恭王府付近にある。
経営者の王氏は
「ここで食堂をオープンして2年になる。
この張り紙を出したのは愛国精神によるもの。
多くのお客さんがこれに賛同している」
と話している。
しかし、フェイスブックに寄せられたコメントには
「これは中国政府と共産党の過ち。
彼らが国外の情報を隠し、歴史を歪曲したから、一部の中国人が無知な言論を主張するようになった」
と批判する内容が多く、写真の投稿者自身も
「中国共産党が排他主義やナショナリズムを鼓舞しているのは、
汚職や不正、環境汚染などの社会問題から国民の目をそらそうとしているからだ」
と主張している。
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尖閣問題というのは
「中国共産党が環境汚染などの社会問題から国民の目をそらそうとしているからだ」
というわけだが、
これが大きく失敗して周辺国における中国の権威をあからさまに低下させてしまった。
その結果が
「犬と日本人、フィリピン人、ベトナム人は入るべからず」
ということになったのだろう。
北朝鮮という飼い犬に噛まれたとみなせば、中国は尖閣問題をきっかけにして4つの国から対立を食らってしまったということになる。
権威も威厳も失って最後は
「北朝鮮人と日本人、フィリピン人、ベトナム人は入るべからず」
と叫んで、いじけて中国大陸の中に閉じこもってしまうのだろうか。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年3月1日 11時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69870&type=0
張り紙で「入るべからず」と名指しされた国の人々、飲食店店主への怒りあらわに―英メディア
2013年2月27日、英BBC中国語サイトによると、
「日本人、フィリピン人、ベトナム人と犬は入るべからず」
と書いた張り紙を出した北京の飲食店に対し、名指しされた国の人々が怒りの声を上げている。
問題の張り紙は、北京・後海の恭王府近くにある飲食店が出した。
これを撮影した写真がインターネット上に公開されたことから、多くのユーザーの注目を集めた。
ベトナムの政府系新聞は
「この張り紙がネット上で激しい怒りを巻き起こした」
と報道。
多くのベトナム国民はこれを
「中国が非難されるべき極端なナショナリズムの良い例」
だと認識しているという。
同紙はさらに
「これは愛国主義ではない。愚かな過激主義だ」
との論説も掲載した。
ネット上には
「若い世代に憎しみを教え込むから、こんなことになる」
「この飲食店の店主は中国政府に洗脳されているんだ」
と非難のコメントが相次いだ。
あるフィリピン人記者は、張り紙について
「北京の飲食店の露骨なレイシズム(人種差別)」
とツイッターに書き込んだ。
「この店主は何を言ってるんだ。
中国人は胎児だろうが爪だろうが、なんだって食べるくせに!」
と怒りをあらわにするフィリピン人ユーザーも。
フィリピン外務省の報道官は27日、記者団の質問に
「北京の飲食店の張り紙は領海主権に対する個人の立場を表したにすぎない」
と答えている。
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こういうちょっとした行為が「中国嫌い」を加速させ、それらの国を日本側に追いやることになる。
その点から見ると、日本にとっては歓迎かもしれない。
カッカとしない分だけ、得点がゲットできるということになる。
【中国海軍射撃用レーダー照射】