●22日、韓国・東亜日報によると、韓国政府は「人文同盟」というキーワードを打ち出し、中国との関係強化に向け、中国側と調整中であるという。写真は上海市にある韓国料理店。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年2月25日 8時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69734&type=0
韓国政府、中国に「人文同盟」求める=中韓関係の強化へ動き―韓国紙
2013年2月22日、韓国・東亜日報によると、
韓国政府は「人文同盟」というキーワードを打ち出し、
中国との関係強化に向け、中国側と調整中であるという。
これにより中韓関係の質的変化がもたらされるのではないかと注目されている。
外交関係者によれば、このキーワードは昨年、韓国外交通商部が大統領職引き継ぎ委員会において提唱したもの。
もともと韓国は米国に対し、自由主義経済と民主主義の価値を共有する「価値同盟」という理念を持っていた。
今回はこれと同じく、中国に対し、人文分野での価値を共有する「人文同盟」というキーワードを打ち出すことで、関係強化を図るねらい。
ある外交関係者は
「中国とは政治、経済、社会体制を異にするものの、歴史、文化、哲学面では通ずるものが大きい」
としている。
中国外交部もこれを歓迎、積極的に関心を示しており、関係強化に向け方針を模索中だ。
具体的な内容は5月に開催される日中韓サミットでの中韓首脳会談において、共同声明という形で発表されることになるだろう。
』
その東亜日報の記事を。
『
東亜日報 FEBRUARY 22, 2013 03:51
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2013022243858
「韓米が価値同盟なら、韓中は人文同盟」
韓国と中国とが二国間の協力強化に向け、「人文同盟」という概念を基に、その関連の議論を行っているという。
これは、韓国と米国とがこれまで打ち出してきた「価値同盟」に匹敵するキーワードだ。
今後、韓中関係の質的変化を予告する新たな概念であり、注目を集めている。
21日、外交筋と政府当局者らによると、外交通商部は昨年末、大統領職引継ぎ委員会に報告する「韓中間戦略的パートナーシップ」関係の充実化を図る対策について検討する過程で、「人文同盟」の概念について示した。
韓米関係が、市場経済や自由民主主義の価値を共有する「価値同盟」であることを考慮し、
韓中関係も長期的にはほかの側面の同盟関係へと引き上げる必要があると判断したことによる提案だ。
ある外交筋は、
「韓国と中国は、政治や経済、社会システムは大変違うが、長い歴史や文化、哲学を共有してきただけに、人文分野では通じるものが多い」
とし、
「韓国が示した人文同盟の概念に対し、中国外交部は直ちに歓迎を示し、積極的に関心を示している」
と伝えた。
中国側は、人文分野での両国間協力の拡大に向け、対策を模索している。
その内容は5月、ソウルで行われる韓中日3国首脳会議をきっかけになされる韓中首脳会談の共同発表などを通じて、具体化する可能性が高いという。
しかし、政府の一部からは、「人文同盟」の「同盟」という言葉に敏感な反応を示している。
同盟とは、軍事的協力が基になっている概念であり、生半可に使えば、周辺諸国から誤解を招きかねないという理由からだ。
』
「反米思想」が見え隠れしているようにみえる。
韓国人自体はそうは思わないだろうが、アメリカからみると露骨に反米思想だろう。
韓国が中国と手を結ぶとなると、もはやアメリカの韓国駐留は意味を成さなくなる。
中国にとって、左翼が北朝鮮、右翼が韓国になるからだ。
両翼をもった中国は朝鮮半島では圧倒的な勢力となり、米軍のいる場所はなくなる。
アメリカは
「韓国の離反」
というファクターをも考慮に入れて、今後の韓国駐留システムを検討し直すことになる。
日本が中国に明確に対峙する姿勢を示したことでアジアのバランスは大きく崩れている。
これまで中国におびえてきた周辺諸国が中国との間に距離間を置くようになってきている。
しかし、これに対向する姿勢を示す国もある。
①.パキスタンは中国に軍港を提供し、
②.韓国は中国とソフト同盟を結ぼう
としている。
さて、これからアジアはどう動くだろう。
そのキーを握るのは「日本」になる。
この韓国の動きに両手を上げて賛成しているのが中国。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年2月25日 7時0分http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69727&type=0
「日本は帰ってこない」
米国のパートナーは日本より韓国を選ぶべきだ―米華字メディア
2013年2月21日、米華字ニュースサイト・多維網は記事
「日本は“帰って来ない”米国のアジア太平洋の礎石は日本よりも韓国を選んだほうがいい」
を掲載した。
米国を訪問中の安倍晋三首相は米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)で、「Japan is back」(日本は帰ってきた)と題した講演を行った。
だが本当に日本は帰ってこられるのだろうか?
専門家によると、日本にはすでにその能力はないという。
米国にとってはまったく方向性を持っていない日本よりも、韓国をアジア太平洋戦略の基盤とするほうがより良い選択という見方もある。
韓国は日本と異なり、独自の方針を持っている。
米国のアジア太平洋ミサイル防衛網に加わることを拒否したが、これは中国、ロシア、北朝鮮が米国のミサイル防衛システムに敏感なことをよく理解していたからだ。
日中韓自由貿易協定(FTA)には積極的な一方で、中国封じ込めの性格を持つTPPとは距離を置く。
中国、ロシアと密接なつながりを有している。
韓国ならば、北朝鮮に冷静になるよう影響力を行使し、
米国の「アジアへの帰還戦略」が紛争をもたらしたというイメージを作らないようサポートすることができるだろう。
米国が韓国を支持し、日本を超えるような地位に引き上げた時、
ようやく日本は本当に反省し、東北アジアの平和が実現する。
』
パキスタンは北朝鮮と並んで古くからの中国の友好国である。
しかし、韓国は違う。
韓国が中国に擦り寄っていく理由は2つ。
一つはともに「反日」ということ。
もう一つは奇形になってしまった韓国経済構造を維持するためである。
産業というのは新しものが次から次へと生まれていくことで活性化する。
その境目には、旧来のものが死に、新しいものが生まれてくるという摂理がある。
このとき企業は死ぬかもしれない苦しみ、新しいもの生みだす苦しみを味あう。
それが次の世代を作っていく。
旧来のものが旧来のままで生き延びることはできない。
韓国の経済構造はこのメタモルフォーゼができないようになってしまっている。
いわゆる奇形構造に陥ってしまっている。
変身しないまま、現在の活況を維持しようとすれば、韓国には道が一つしかない。
中国に寄り添うことだ。
もし、韓国が奇形構造を正常化しようとすると経済が潰れてしまう。
現在のまま中国に寄り添い、最後には中国資本の下で生きていくしかない。
それが朴大統領のいう『中国が唯一の選択肢』という意味である。
父親は経済成長を一義において日本を選んだ。
娘な現状を死守するということで中国を選んだ。
父親は韓国を成長の道へと導いた。
娘な果して、現在の韓国を維持できるだろうか。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2013/02/25 10:17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/25/2013022500723.html
【コラム】韓国大統領就任式に出席しない米国務長官
韓国の国策シンクタンクはこれまで、政権交代期に新たな権力者の心を乱すような報告書の発行を控えてきた。
そうした慣例に照らすと、国立外交院の外交安保研究所が昨年12月の大統領選挙直後に発行した「2013-17年の国際情勢見通し」報告書は型破りといえる。
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の任期5年間の国際情勢を予測した同報告書は
「13年2月に発足する(朴槿恵)新政権は21世紀に入り最も厳しい対外環境に直面する」
とストレートに指摘している。
報告書は北朝鮮核問題について
「関連国の間で異論が起こる」
と見込んでいる。
「関連国」には「流動的な韓半島(朝鮮半島)政策」が指摘された米国も含まれる。
「北朝鮮の核について、米国では『完全かつ検証可能で後戻りできない核廃棄(CVID)政策』の実現可能性に懐疑的な見方が広がっており、北朝鮮の非核化推進よりも状況の悪化を食い止める方向に転じる可能性もある」
と、報告書は予測している。
北朝鮮による3回目の核実験以降、米国の状況はこの報告書の予測を外れていない。
ブルッキングス研究所のマイケル・オハンロン上級研究員、ハーバード大学ベルファー科学・国際問題研究センターのグレアム・アリソン所長などオバマ政権に影響力を持つ専門家たちは、今月12日の核実験を受け、非核化よりも核拡散防止に力を入れるべきだと主張するようになっている。
さらに問題なのは、ジョン・ケリー新国務長官の意見もこれら専門家と似通っているということだ。
ケリー長官は、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が核実験を強行した直後
「今回の事態は北朝鮮が単に国連安全保障理事会の三つの決議に違反したということにとどまらず、核拡散に関する問題でもある」
と指摘した。
核実験は
「米国をはじめとする国際社会における核不拡散の努力に対する脅威」
だと述べるなど、北朝鮮の核そのものの危険性よりも核拡散の可能性をより強調した。
米国国内で北朝鮮の非核化に対する意欲が弱まるのは、今に始まったことではない。
だが、2期目のオバマ政権の外交・安全保障トップが、最初から核不拡散をより強調するかのような姿勢を示すのは尋常ではない。
ケリー長官が韓半島問題に対する高い見識を持っていることが、むしろ障害になり得るとの指摘も聞かれる。
先ごろ来韓した米国の専門家は
「ケリー長官は20年間にわたる北朝鮮非核化交渉が失敗に終わり、解決が難しい局面に入ったということをよく知っている。
北朝鮮の核はこれ以上拡散しない状態で凍結させ、自らの業績を残せる問題に力を入れるのが自然だろう」
と述べた。
2000年以降の10年間、米国の国務長官たちは韓国の大統領就任式に出席してきた。
今回、ケリー長官が中東訪問を理由に朴大統領就任式を欠席することは、対北朝鮮政策での連携においてよいシグナルではない。
朴大統領と尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部(省に相当)長官候補にとっての最初の課題は、北朝鮮の核実験への対応措置を整えることではなく、北朝鮮の非核化に対するケリー長官の意欲を確かめ、この問題に関心を向けさせることになるかもしれない。
北朝鮮核問題をめぐっては、常に韓米同盟に基づき解決に尽力してきたことを今こそ思い出すべきだ。
』
韓国の中国への接近にアメリカが不愉快さを示していることは明らかである。
そのシグナルの意味を分かっていて無視するようでは、アメリカは韓国に辛くあたることになる可能性が高くなる。
言い換えるとアメリカは北朝鮮を交渉の視野にいれる可能性がないともいいきれないということである。
韓国が中国に、北朝鮮がアメリカに、
という構図はこれまで考えられなかったことだが、昨今の国際情勢では
「思ってもみなかったことがおこることが不思議でなくなっている」
ような状況になってきている。
特に、韓国の新大統領の動きは明らかにアメリカに背を向けており、アメリカが怒って韓国に苦渋をあたえることになっても、それが納得できるような状態になってきている。
父親は「日本が唯一の選択肢」として現代韓国の基礎を築いた。
娘は日本は過去の国家として「中国が唯一の選択肢」とした。
娘は将来の韓国の基礎を築けるだろうか。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年2月25日 15時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69759&type=0
新たな時代の幕開け、朴氏が大統領に就任
=学者は対中関係強化を指摘―韓国
2013年2月25日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)氏が李明博(イ・ミョンバク)大統領の後を継ぎ、第18代大統領に就任し、新たな時代の幕開けとなった。
韓国の学者は、新政権は一刻も早い経済刺激、朝鮮半島情勢の悪化の回避、対中関係の強化に取り組む必要があると指摘した。
韓国大統領引き継ぎ委員会は今月21日、新政権の政策目標と措置を発表した。
だが朴氏が大統領選時に約束した「経済の民主化」に関する内容は乏しく、福祉政策予算も大幅に縮小された。
韓国世宗研究所の李泰桓首席研究員(政治学)は
「新政権がまず解決しなければならない問題は経済刺激だ。
経済成長があって初めて政府は歳入を増やし、社会福祉予算を増やすことができる」
と指摘。
また、外交面では
「新政権は朝鮮半島情勢の一層の悪化を防ぎ、対話を通じて北朝鮮の核問題を解決しなければならない。
韓国にとって最も重要な対外関係は対中関係と対米関係だ。
新政権は韓米同盟を発展させると同時に、多方面で対中協力を強化しなければならない。
対日関係については短期間で大きな進展は難しい」
と述べた。
(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/内山)
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『
レコードチャイナ 配信日時:2013年2月27日 12時12分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69800&type=0
韓国の新大統領が、中国から好まれる4つの理由―韓国紙
●25日、韓国紙が今月16日付で掲載した記事「中国が朴槿恵氏を好む4つの理由」で、中国が韓国の新大統領を高く評価する理由は大きく4つに分けられると伝えられている。
2013年2月25日、北米華字メディア・多維新聞 (DW NEWS.com)によれば、韓国の中央日報紙が今月16日付で掲載した記事
「中国が朴槿恵(パク・クネ)氏を好む4つの理由」
で、中国が韓国の新大統領を高く評価する理由は大きく4つに分けられると伝えられている。
その理由とは、
1).出自が良い:
朴大統領は中国では“皇帝の娘”と見なされており、生まれながらの才覚があると見られている。
2).中国語が流暢:
中国語に精通していることは、中国とその文化への敬意につながり、例えそれほど流暢に話せなくとも、親近感が感じられる。
3).謙虚さ:
これまでの対中姿勢から感じられる謙虚さが、中国人に良いイメージを与えている。
中国人は相手の不遜さや傲慢さを自らへの侮辱と感じる向きが強いため。
4).良好なイメージ戦略:
中国には「善い者は来ず、来る者は善からず」
ということわざがあり、知らない人への警戒心が強い。
朴大統領の優雅で上品な言葉づかいや所作は、中国人の警戒心をほぐすに十分だ。
中国は2020年までに「小康社会(ゆとりある社会)」の全面的実現を目指しており、朴大統領が掲げる「国民の幸福」「希望の新時代」と共通点が多い。
韓国初の女性大統領である朴氏就任式には、中国代表として女性政治局員である劉延東(リウ・イエンドン)氏が出席し、これを重視する姿勢を示した。
』
「中国人は相手の不遜さや傲慢さを自らへの侮辱と感じる向きが強く」、
「善い者は来ず、来る者は善からず」
ということわざがある。
中国人の精神的特徴を実に的確に捉えている。
【中国海軍射撃用レーダー照射】